8.アダムとイブの経済学


1.どんな社会もアダムとイブの二人で出来ている

 この地球には今70億人生きています。
 いろいろな国や人種や宗教があり、それぞれ社会を造っています。
 どんな社会も、個人の集まりであって、社会という人がいるわけではありません。
 社会の最小単位は家族ですが、その家族の始まりは一人の父親と一人の母親の出逢いからです。
 旧約聖書に書かれた人の祖先はたった二人の男女アダムとイブであると記されていたように、日本神話でも、イザナギノミコトとイザナミノミコトの男女から日本国民は生まれたと書かれています。

 どんな国も社会も、いろいろは複雑が問題が発生しています。
 とりわけ、お金の問題が一番大きくなっています。

 こうしたお金の問題を解くために、国も社会もたった二人のアダムとイブだけがいるとして想像してみたら、意外と簡単に解けるかもしれません。

2.エデンの園である地球に生きる

 アダムとイブはあらゆる果実がなるエデンの園で暮らしており、その中央には命の木と善悪の木の二本がありました。
 社会をたった二人で代表できるように、食べ物も二種の食べ物で代表できるようです。

 善悪の木であるイブが持っているリンゴの木は知られていますので、アダムが持っている果実はギュスターヴ・ドレ画では梨のようなので、それで想像することにしました。

年の1個の 年に一個のリンゴ

 果実は1年に一回しか実りません。そこで、食べ物の代表である梨とリンゴをそれぞれ平年2個実るとし、二人は最低果実一個で生きられると想像してみることにします。そして、人が必要な衣食住は他の動物のように、衣服は必要がなく、また住居もどこでも住むことができると想像します。
 

3,二種のお金の発行

 エデンの園には「命の木」と、「善悪の木」がありました。聖書では善悪の木がリンゴの木であるとされていますが、善悪の問題は人間であり、リンゴも梨も。善悪関係なく命の木です。

 善悪の木は別名知恵の木といわれ、その知恵は火や道具を使うことによって生まれてきます。

 そこで、善悪を分ける「お金」という知恵の道具をここに登場させます。

 古今東西、お金にはモノを評価する数字と、そのお金が法で守られ信用できる発行機関の名前が刻まれています。

 お金はモノの評価とモノの交換に使われて、発展していきます。

 アダムは梨の木を管理し、その所有権を持っています。イブはリンゴの木を管理して、やはりその所有権を持っているとします。アダムの梨とイブのリンゴを交換する道具として、お金が二種造られました。

 一つは「命の木」である梨や木のように、1年間しか使えないお金、
 もう一つは「善悪の木」のように、人の合議(法)によって、善悪が判断され、守られるお金であり、その通用期間は未来永劫に通用するお金です。

 そして、モノの交換にはこの二種のお金を必要としました。それは命が性格が対照的な男女でバトンされるようにしたのです。

 まず、交換できるモノである梨とリンゴの評価をしました。梨リンゴの出来不出来はありますが、大きさ、味、新鮮さなどの平均の出来で、梨1個を100円、リンゴ1個を100円としました。
 
 1年で実った梨2個とリンゴ2個を交換するのに必要なお金は合計で400円になるので、通用期間のなくずっと使えるお金を200円、通用期間が梨やリンゴが生産できる1年間をその通用期間であるお金200円をアダムとイブは石に金額と二人の名を刻み、1年間の通用期間のあるお金には通用期間1年間と刻むことにし、毎年正月には二人の合議場に変換し、新しい年にはアダムとイブで等しく分けてまた持てるようにしました。
 でも、通用期間のないお金は永遠に自分のモノにすることができるようにしました。

  
アダムとイブ銀行

お金の発行

年生産高に合わせた評価額のお金の発行
年総生産高

年貨幣発行額
モノとお金の交換

 

4.お金の配布

 アダムは梨2個生産し、年期限銀貨100円と無期限金貨100円を手にした。
 イブはリンゴ2個生産し、年期限銀貨100円と無期限金貨100円を手にした。

 それは年期限通貨は命の保証として、二人で食べ物を常に分け合うという協力する合議で等しく与えられ、それは生産物があるなしにかかわらず、与えられる。
 しかし、無期限金貨はお互いに自由に生きることができるという権利を与えるために、生産物に対して、その評価額から、年期限銀貨分を差し引いた額の無期限金貨が与えられた。





5.お金の変遷
▼翌年・・・アダムは平年並みに梨を2個生産したが、イブは不作でまったくリンゴを生産できなかった。


イブは生きるためにアダムの梨を1個1年期限通貨で買った
アダムは来年はリンゴも食べたかったので、リンゴの木を育てた。
▼翌2年・・アダムは梨もリンゴも生産したが、イブは病気をして、リンゴも実らなかった。



イブは病気のため、リンゴも梨も両方必要になり、アダムから買うことにした。

▼翌3年も・・アダムは梨もリンゴも生産したが、イブは病気回復せず、リンゴは枯れてしまった。
 そのため、イブは配給された期限通貨100円でリンゴを買い、アダムから無期限通貨100円を利子10%付きで借り、梨を買った。



▼翌4年も、・・翌5年も翌6年も翌7年・・・翌10年もアダムは梨もリンゴも生産したが、イブは病気回復せず、リンゴは枯れてしまった。
 そのため、イブは配給された期限通貨100円でリンゴを買い、アダムから無期限通貨100円を利子10%付きで借り梨を買った。また、前年に借りた債券は複利で元金含めて121円、133円、146円・・・翌10年後には債券は倍以上の214円になった。












▼10年後アダムは金持ちになり、イブは毎年の期限通貨100円の配給で生存できても、一生かかっても返せない借金をかかえた貧乏人になった。

 エデンの園における生産は梨2個とリンゴ2個で変わらないが、債券というお金が増え続け、貧富の差が無限に大きくなっていくことがわかる。

 そのため、返済不可能になり、債券の価格は暴落し、金融危機が生まれ、債券を紙くずになることで、経済が再生されていくことになります。

 もし、そうならなければ、イブはアダムの借金返済のため、アダムに自分の資産と労働を一生提供しなければならない。また、期限通貨が毎年配給されなければ、イブは生きていくことができずに、死ななければならない。

 イブが死んでしまえば、残されたアダムのお金はすべてなくなり、貨幣制度は崩壊し、アダムは一人で自給自足して、寿命を全うして、人類はアダムの死とともに、絶滅することになる。

 英語の諺に、「While there is life there is hope.(生きている限り希望がある」というのがあるが、どんなに貧富の差が大きくなっても、両者の命を守れば、貨幣改革でき、ともに競いあい、また協力しあって生きていける希望がある。

 債券を持つアダムは資本家になり、イブはアダムの労働者として一生使えることになった。


 

6.資本家と労働者に分裂

 アダムは資本家になり、イブはその労働者になると、、アダムはイブの労働を使って、もっと多くの梨やリンゴやその他の果樹まで生産しようとした。

 イブは株式会社の経営者であり、労働者であり、アダムは株主であり、投資家になった。アダムとイブは必死で金儲けするために、生きていく以上の生産をするようになり、エデンの園は自然が壊され、次々に開発されるようになった。

 と同時にアダムとイブの貧富に差は大きくなり、イブの不満は爆発して、アダムを殺害して、過酷な借金労働から自由になろうとして革命を起こした。しかし、アダムを殺害してしまったら、貨幣経済も、経済発展もなくなり、自給自足の生活せざるをえなくなり、人類はイブの寿命とともに絶滅することになる。

 貨幣経済において、資本家にとって金とは労働者を使うことであるが、労働者にとって金とは命そのものなのである。


 

7.税と社会保障の一体改革するには

 エデンの園に、梨を年2個栽培するアダムとリンゴを年2個栽培するイブが住んでしました。




 二人は余った梨とリンゴを交換しやすいようにお金を使うことにしました。
 アダムの梨1個も、イブのリンゴ1個も100円と評価して、お金を200円発行し、それぞれの資産(梨とリンゴ)評価して、100円ずつ所有ました。
 ある年、イブはリンゴを一個の栽培できず、アダムから梨1個を買って生きることができました。


翌年
アダムは梨を2個栽培できましたが、イブは病気をしてリンゴを1個の栽培できませんでした。
イブはアダムに年利10%で100円借り、アダムの梨を買いました
イブの病気はその後8年間も回復しなかったのでアダムから借金して梨を買い生き延びました






 アダムはイブの生活保障するために、梨を買う際に、消費税20%かけて、その税額をイブに渡すことにしました。
の価格は100円+20円に上がりました。
 イブは消費税20円と、アダムから利息10%付き100円借りて、梨を1個買い生きのびることができました。







生活保証

資産家







労働者






消費税は結局アダムのところにいき、
アダムは9年後には、年2個の梨生産者であり、資産1587円を持つ資産者になり、
イブは借金1387円をかかえ、それを労働で返却せざるをえなくなりました。
しかも、その貧富の差はますます大きくなっていくことになります。
▼消費税ではなく、資産の保有税をかけると、税と社会保障の一体改革ができる。
アダムの資産
1587円に対して、

保有税6%課税すると、
100円の社会保障費としてイブにあげられる。


イブに必要な社会保障費

梨1個100円
または、
1年の期限通貨100円を発行して、毎年、アダムとイブにベーシックインカム配布する。イブは100円でアダムの梨を毎年買えることになる。



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